夏休み明けで領域実習真っ只中の学生さんも多いと思いますので
今回は、領域実習を乗り切るコツ!シリーズ第2弾として
精神看護学実習に焦点を当ててお話しようと思います。
他領域の実習を乗り切るコツについては
記事の最後にリンク貼ってます(*’▽’)🌸
精神看護学実習の特徴
主として精神科の病棟へ実習に行き、
精神疾患を持つ方を受け持ちながら、精神科領域での専門的な看護を学ぶ実習です。
受け持つ可能性の高い疾患としては、
・うつ病・躁うつ病
・統合失調症
・摂食障害
このような代表的疾患を受け持つ可能性が高いです。
私は統合失調症の患者さんを受け持ちました。
アセスメントや看護計画の他に「プロセスレコード」という、患者さんとの関わりや会話を文章化するという
精神看護実習特有の記録も必要です。
精神看護学実習の事前学習
私が精神看護学実習に行く際にまとめた事前学習を下記で公開しております。
主な内容としては以下のもので、
精神看護学実習で必要な最低限の知識や主要疾患についてはまとめる事ができていると思います。
私もこちらの事前学習で精神看護学実習を乗り切りましたので
これから実習に行かれる方にも参考になるかと思います(*’▽’)
・入院形態の種類と内容
・統合失調症
・躁病
・うつ病
・強迫性障害
・境界性人格障害
・アルコール依存症
・向精神薬の作用・副作用
・向精神薬と抗精神病薬との違い
・患者―看護師関係
・地域精神保健活動
上記に含まれていない内容について、
一部『領域別実習事前学習―精神看護学実習』の枠組みで別ページに記載しております。
こちらも上記事前学習の補足として参考になるかと思います。
・隔離・身体拘束時の看護
・統合失調症・躁うつ病の治療方法と看護、外来や長期入院時の対応他
・エリクソンの発達段階
・ハーロックの成熟の標準
・ハヴィガーストの発達理論
・主な動作反応の意味
↓下記に他の領域別実習+統合実習の事前学習を置いてます。
精神看護学実習オススメ書籍
なぜ?どうして?⑨精神看護
精神領域の看護について、表紙にも描かれているネコナースとの会話形式で進んでいくので
非常に分かりやすいです。
国試の内容も一部含まれますが、ほぼ実習に特化した書籍という印象です。
精神看護学実習の準備として持っておきたい書籍です。
学生の頃、なぜ?どうして?シリーズは全巻持ってました!
他の領域についても非常に分かりやすいです。
精神看護実習クイックノート
実習の心強い味方!プチナースより
精神看護学実習に特化したポケットサイズのブックです。
主要疾患の看護についてはもちろん、薬剤や略語など
他のポケットサイズの参考書でなかなか手の届かない所にも
しっかり手が届いています。
プチナース 疾患別看護過程
様々な診療科の疾患が乗っていますが、
精神科領域からは、疾患の理解に繋がる精神機能に関する解剖生理の話や
うつ病、統合失調症の看護過程が載っています。
アセスメントの視点などは非常に参考になります。
他領域の実習でも役立ちますので、領域実習真っ只中の皆さんには参考になる事間違いなし!の書籍です。
プチナース 2018年 9月号 [雑誌]精神看護実習
数年前の書籍ですが、プチナースのバックナンバーに
精神看護学実習に特化した号がありましたので
こちらもオススメで置いておきます。
付録で精神看護実習のポケットBOOKや
パンフレットに使えるイラスト集などもついてくるので
精神看護学実習の強い味方になる事間違いなし!の号です。
精神看護学実習ハンドブック
こちらも精神看護学実習に特化した書籍です。
精神看護学実習では、多様な症状に苦しむ患者さんとの関わりについて
難しいと感じる事も多いかと思いますが
現場の看護師が、患者さんとの信頼関係を構築するためにどういう事をしているのか、
どのような事が必要なのかという所まで書かれています。
他にも、実習前に知っておくべきポイントや、実習の振り返りの仕方など
実習記録を書く際のポイントについてもまとめられています。
自己理解・対象理解を深めるプロセスレコード
精神看護学実習特有の「プロセスレコード」という形態の実習記録を書くのに
参考になる一冊です。
私もこの参考書を読み、プロセスレコードを仕上げました。
患者さんとの関わりや看護を文章化する事で気づける視点も多数あるので
プロセスレコードを書く事で得たそのような視点を大切にしながら
看護計画に落とし込んでいく事が、精神看護学実習では大切なポイントになってきます。
今回は、精神看護学実習を乗り切るコツや、オススメ参考書についてお話しました。
患者さんとの関わりについて、難しいと感じる事もある領域ですが
精神看護を学ぶ上での非常に大切な機会ですので、様々な書籍などから疾患に対する知識や
精神疾患を持つ方に対するコミュニケーションの技術などを習得しながら頑張って進めていきましょう。
他領域の実習を乗り切るコツ!シリーズの記事はこちら★