コロナ重症者病床のある病院で働かれている医療従事者の皆さん、
そして新しく配属になった皆さん、お疲れ様です。
今回は人工呼吸器管理に関する参考書籍の情報を公開します。
ECMO PCPSバイブル
一般社団法人日本呼吸療法医学会/日本経皮的心肺補助研究会が編集に携わっており、
外国語を翻訳した書籍とは違い、スムーズに読み進める事ができます。
ECMO・PCPSの管理を扱うにあたって必ず頭に入れておきたい知識が凝縮されています。その内容も幅広く、
私が今まで手に取った中では、ここまで詳しく載っている書籍は他には無いです。
ECMOやPCPSによる全身管理を行っている患者さんがいらっしゃる病棟・ICU等の部署に配属になる方には是非手に取って頂きたい一冊です✨
ECMO実践ハンドブック
こちらはECMOの入門書としては最適な一冊だと思います。
世界標準レベルでのECMO管理の内容がギッシリ詰まっており、具体的にどういった管理をするのかが
MI機器の視点から詳しく説明されています。
元々が外国語の書籍だったようで、和訳に違和感のある箇所がありますが
大まかな内容を理解するのには良い本です。
こういうことだったのか!! ECMO・PCPS
こちらは図やイラストが多く使用されており、
特に初めてECMO・PCPSに触れる初心者さんには大変分かりやすいです。
エクモとはそもそも何か?という概要的なところから始まり、エクモが必要になる場面とはどういう状況なのかという事や
実際の取り扱いについてもまとめられており、こちらが知りたかった内容が1冊に詰まっています。
広い知識を得るためにはオススメの一冊ですが、上記2冊のように込み入った内容ではありません。
そのため、他の書籍と併用して学習される事をお勧めします。
やさしくわかるECMOの基本
こちらは、ECMOに特化した本当に基本的な内容がまとめられております。
読んだ感想は、本当に大切な事だけがギュッっと1冊に凝縮されているという感じです。
上で紹介している書籍と同じくECMOに初めて触れる方向け🔰の内容です。
内容も他の書籍よりやさしく、初学者には是非オススメしたい一冊です。
人工心肺装置については、
ECMOやPCPSならではの特殊な管理が多数ありますので
不安な事や分からない事は先輩Nsに必ず確認するようにして下さいね。