実習中は様々な書籍を駆使して
色々な情報を集めながら根拠に基づいた記録を書いていくと思うのですが
今回は、ある程度アセスメントが完成して
「いよいよ看護計画を立案するぞ!」という時に使える
カルペニートの『看護診断ハンドブック』の話をしたいと思います。
看護学生の皆さんに一番オススメしたい書籍はズバリコレ!
リンダJ.カルペニート著『看護診断ハンドブック』
医学書院から出ている書籍で、
NANDA-I看護診断を基準に著者が必要だと考える診断について挙げられております。
看護診断を立案する時には私も色々な参考書を手に取りましたが、
最も完結で分かりやすく、
「この診断に対して看護の視点からどういった事が必要になるのか?」という事がよく分かる書籍でした。
私もカルペニートの『看護診断ハンドブック』には随分お世話になりましたね~…
へぇ~、既に様々診断があらかじめ挙げられていて、それに対しての診断基準や観察などが挙げられているんですね。
NANDAーⅠの定義に基づいたもので
ゴードン11パターンに基づく形でそれぞれのパターンに応じた看護診断が挙げられていますが
目次を見る時に、探したい看護診断が各パターンに入っているだけなので、
ヘンダーソンの看護過程でも充分参考にできました💡
恐らくその他の理論をお使いの学生さんにも参考になる書籍だと思いますよ✨
関連因子には
「病態生理因子」や「状況因子」など、かなり詳しい要因が挙げられています。
また、対象が違えば必要な看護も当然変わってきますが
「子供への看護介入」や「高齢者への看護介入」など
対象に応じた看護介入についても触れられており
看護診断を挙げるのには本当に重宝する書籍だと思います!
パターン別の看護診断だけではなく、
ヘルスプロモーション―ウェルネス型看護診断や
医師との共同問題、診断クラスターなどについても挙げられています。
看護診断と共同問題を伴う形で看護問題を挙げるという
ちょっと難しめの課題が出ている学生さんにもピッタリですね!
ウェルネス型看護診断は母性の実習の時に活用できそうです!
私が病棟勤務をしていた時には、病棟にもこの「看護診断ハンドブック」が置いてありました。
臨床現場の看護師にも幅広く愛用されています。
看護学生の皆さんには是非、診断を挙げる際の参考にして頂きたい一冊です✨
今回は、看護診断を立案するのにオススメな1冊の書籍について書いてみました♪
他のページでは色々な書籍をいくつか並べて紹介していますが、
逆に言うと、私は学生時代も臨床に出てからも
看護計画の立案に関しては、この書籍1冊以外使用していません(笑
このハンドブックはそのくらい有用で、1冊あれば幅広い看護診断に対応でき、
看護計画の立案の際にお困りの皆さんには是非参考にして頂きたい1冊です・w・