保育園実習は他の実習と比べ、事前学習・実習記録の易しさや健康な園児の発達や遊びを学ぶという目的から、油断しがちになる学生さんも多いのですが、A君のように保育園での実習で、実習停止・留年になる事もあるのです。
これは他領域での実習でも言える事ですが、
どのような言動が原因で実習停止になるか、どの程度記録に不備や不十分さがあれば実習停止になるのかという事は
実習指導者や指導教員の考え方によっても大きく異なります。
そのため、どの領域の実習でも学ぶ姿勢を忘れず、気の弛みや怠惰には充分注意して
「常に受け持ち患者さんの利益に繋がる援助を行うという姿勢や心がけ」が、看護学生さんには必要であると私は考えます。
この気持ちを一番に持っていれば、少なくとも自身の危険行為で実習停止になったりはしないと思うので、これから領域実習に行かれる学生の皆さんには、そういう気持ちを大切にして頂きたいです。
~おしまい~
無事にひとつ連載が終わりました! 以降の連載もこのような、サクッと読み終わる短編集のような形で書いていきます。 次回の連載については、書きたいお話が2つありますのでX上でもアンケートを行い、 より投票数の多かったお話を書いていこうと思います。 今後も応援よろしくお願い致します。