しかも保育園実習の直前に病棟での実習を経験しているので、
A君自身も保育園実習は余裕だと思っていました。
事前学習も他領域のものとは違い、手書きではなくパソコンで良く、提出する必要もないため
直前までの病棟実習が嘘のようにA君も穏やかな気持ちで保育園実習に臨めたそうです。
そして、いよいよ保育園へ。
事前に作成した、ひらがなのお名前入りのエプロンをつけて。
私は保育園実習の際のエプロンにアンパンマンとプリキュアのワッペンも付けてみたのですが、
園児のみんなが何故かワッペンを剥がそうとするので、なんとか剥がされまいとするのが大変でした(笑
事前に何歳児を受け持ちたいかという希望を聞かれ、大抵はその年のクラスに入ります。
園児はみんな、看護学生の事も「はる先生!」と下の名前で呼んでくれるので本当に癒されました。
実習記録には「特に注目したい園児」を保育士と相談して1人決め、その園児に対しての心身の発達の面や生活、遊び方など、園児たちとの関わりの中で気づいた事をレポート形式で書きます。
私は3・4歳児のクラスを受け持ちましたが、同じ4歳でも「3歳に近い4歳」と「5歳に近い4歳」では
身体能力や情緒面でだいぶ差がある事がわかり、楽しく観察させて頂いたのを覚えています。
難しいようですが表向きは冒頭で説明したように、「園児と一緒にごはんやおやつを食べ、一緒に遊ぶ」という内容の実習です。
A君の実習でも、始めの何日かは一日が穏やかに過ぎていきました。