病院奨学金を実際に受けてみた話&病院奨学金のメリット・デメリット

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はるさんー!看護学校に通う学生には、病院がお金を貸してくれるシステムがあるって聞いたんですけど。

ああ、「病院奨学金」の事だね。
実は私も借りてたんだよ~

はるさんも借りてたんですか!?
基本的に返す必要もないって聞いたんですけど、あれって実際どんな感じなんです??

ちゃんと条件を満たせば、返済不要だよ。私も実際チャラになったし。

え、それだと✨すごく良いシステム✨じゃないですか~!

ちょっと待って!
病院奨学金にはデメリットも存在するの!下で解説していくね。

看護師を目指す学生さんには、「看護師免許を取った後にその病院に就職する事を条件に、病院がお金を貸してくれる」というシステムが存在します。
奨学金が貸与されると、授業料や生活費などに充てる事ができます。
恐らく、他の職種ではほとんど無いんじゃないか?と思うようなシステムです。
しかも、ほとんどの場合はその病院で一定期間働けば返済は不要になります。
もちろん、給料からの天引きなどもありません。
このシステムについては、看護学生さんにとってのメリット・デメリットがそれぞれありますので
下記でまとめていきますね(*’ω’*)

目次

病院奨学金のメリット

・毎月決まった額を貸与される為、授業料や生活費に充てる事ができる
・基本的に一定期間働けば返済不要な為、学生生活に金銭的余裕ができる。
・就職活動をしなくても就職先の病院が早い段階で決まっている
 (奨学金の貸与が決まった時点で、その病院に100%就職可能となります。)

病院奨学金のデメリット

・基本的には留年や中途退学をした場合、全額を一括で返済しなければならない。
・その病院で働く年数(●年以上という)縛りがある。
 →契約によります。借りた年数働けば良いものから、一律●年働いて下さいねというものまで様々です。
・契約の途中で病院を辞める場合、奨学金の返済が必要になる。
 →これも契約によります。これまで働いた年数に関係なく、全額一括返済の場合もあり。働いた年数を計算で考慮してくれる病院もあります。様々です。
・様々な病院を見る中で、「この病院良いな」って思っても奨学金縛りがある為、新卒での就職はできない。
・定期的に病院側からの面談や成績表などの提示を求められる場合がある。

辞めなきゃいけなくなったら一括で返さないとなのですね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

特に学校での成績が芳しくない場合は万が一の事も含めて、要注意なんだよ。

以下は、私が実際に受けてみた話を具体的にしていくね。

実際に病院奨学金を受けた話

実は、私も病院奨学金を受けました。
沢山の同級生が附属病院へ就職していく中、附属病院ではない完全に外部の病院を選びました。

理由は、同級生はお友達として大事にしたかったから(*’▽’)
看護師の人間関係って複雑なので、同級生から職場の人間になってしまうと、それまでの友達関係で居られなくなるような気がして。
実際、外部の病院を選択して正解だったなって思ってます。
同級生とはこれまでと変わらず、良いお友達です(*’ω’*)

私の場合は金銭的にそこまで余裕がなかったわけではないのですが、
大学入学時から「附属病院には就職しない」と決めていて
大学2年生の時に、それまでの様々な情報を検討した結果
自分の中で就職したい病院が決まりました。

その病院がたまたま奨学生を募集していたので(*’ω’*)
どの道就職するのであれば、奨学金を受けても良いかな、と思ったのです。

私が病院奨学金を受けた期間は大学2年時~卒業までの2年間で、
自宅通学生か寮・下宿生かによって金額が違いました。
私の場合は自宅通学生で、毎月60,000円が貸与されました。
他の奨学金と比べてみても、かなり大きな額だったと思います。
(当時の他の病院が出していた条件では、自宅通学生なら通常40,000~45,000円くらいが主流でした。)

契約では、
*借りていた年数働けば返済は不要。(実際に2年以上働き、チャラになりました♪)
*留年・中途退学の際は一括返済(一括返済できない場合は、年利15%で分割返済が可能
*規定の年数経たずに病院を退職する際には、今まで働いた分の年数は考慮し、残りを一括返済。(分割払いの場合の条件は上記と同じ)
*国家試験に不合格の場合は要相談(恐らく、准看護師または看護補助者として働く条件が提示されるのではないかと思います。)

年利15%って上限金利です。リボ払いと同じくカナリ損をする利息なので、ダメだった場合にはどの道、一括返済できないとやばいです…

飽くまでもこれは私が受けた奨学金の話ですので、病院によって細かい規定は違ってくると思います。

病院奨学金をご検討の際は、契約内容を慎重に検討してくださいね。

金銭的に切羽詰まった状況ですと、今すぐに病院奨学金を決めなければならない学生さんも居らっしゃるかと思いますが

ある程度、奨学金を決めるまでに猶予がある方でしたら、病院の情報収集をしっかり行った上で決めるのがオススメです。

病院奨学金面接で聞かれた事も下記で記事にしています♪

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返さなくていいのは魅力的だけど、
もうちょっと自分が働きたい病院のイメージが固まってから決めたほうが良いのかな…?

病院奨学金以外だとこういうのもあるよ↓

病院奨学金以外の奨学金は?

もし、「奨学金を受けないと金銭的に難しいけど、色々と縛りのある病院奨学金は受けたくない!」という方がいらっしゃいましたら、
お住まいの都道府県が奨学生を募集している場合もあります。
また、返済が必要ですが日本学生支援機構という奨学金を貸与する機関もあります。

お金の事ですし、病院奨学金を選択した場合はその後の人生にも関わってくる事なので、よく考えてじっくり決めて下さいね(*’▽’)

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この記事を書いた人

はるさんです。
4年制看護学校を卒業後、看護師になりました。
二次救急指定病院で病棟・外来・手術室看護師として勤務。
現在は看護師をしながらフリーライターとして活動中です。
このブログは看護学生さんへの学生生活や実習のお役立ち情報を主に発信していく予定ですが、趣味の事などもつぶやこうかなと思ってます。
長らく更新を停止していました。
以前のコンテンツ(アセスメントや看護計画など)については、NOTEにお引越ししています。
よろしくお願いします(*'▽')

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