その様子はすぐに保育士も確認し、A君はその場で注意を受けました。
A君は注意を受けた時点ですぐに肩車をやめましたが、一連の行為が園児への危険行為とみなされたため問題になりました。
その後すぐに学校にも連絡がいき、最終的にA君は実習停止になりました。
A君はこの時、実習停止の事実をすぐには受け入れられなかったと言います。
私の学校では、領域実習は実習が始まる前に全ての領域のカリキュラムが発表された段階で、実習日程、実習グループ、実習指導教員、実習先病院、実習先病棟などが全て細かく決まっていました。
そのため1日、2日程度実習を休んだ場合は何とかその分を振替する事が出来ても
領域実習の途中で実習停止や実習不合格になると、学校と病院とで再実習の日程を調整してもらうのがなかなか難しいのです。
運よく夏休みなどを再実習に充てる事ができた学生も居ましたが、A君の場合はそれが出来なかった為、
小児看護学実習の必要単位が認定されず、留年する事になりました。