学校で、『私の看護観』について考えるレポートが出たんですけど・・・
おー、ほとんどの看護学生が学生のうちに一度は考える題材だよね。
そもそも、『看護観』って何ですか?どんな事を書けば良いですかね・・・?
今、こちらのページを見ている皆さんは
学校のレポート課題や看護学校受験の面接対策・小論文の題材などで
『看護観』について調べる事が必要だからという理由でこのページを検索して来られた方も多いと思います。
特に現在看護学生の皆さんは、
看護学校で一度は「看護観」について考える機会があるのではないでしょうか。
この「看護観」について、臨床に出てから普段の業務の中で意識する事は
なかなか無いかもしれません。
だからこそ、看護学生のうちからしっかりとした看護観を持っておく事は非常に大切な事なのです。
「看護観」についてのレポートが課題として出ている学生さんはもちろんですが、
これから看護学校の受験を考えている皆さんにも
是非参考にして頂きたいと思います。
そもそも『看護観』って何?
そもそもの話ですが、『看護観』とは一体何でしょうか?
実は、『看護観』という言葉自体について「それはこういったものである!」というような
明確な定義は無いんです。
しかしながら、「自分はどのような看護を実践していきたいか」「どんな看護師でありたいか」
「患者さんの利益の為に自分が実践できる看護はどういったものであるか」というような
看護師としての自分の在り方や自分自身の看護などについて考える事だと私は思います。
学生の皆さんは、「自分が看護師を志す理由」や「憧れの看護師像」、「患者さんの為にどんな関わりをしたいか」
「患者さんとの関わりの中で大切にしている思いや考え」といったところが含まれてくると思います。
「印象に残っている看護の場面」を挙げ、それについて考えた事を含めても良いですね。
看護観を考える上で一番大切なこと
看護観を考える時に、一番大切な事は
「誰のための看護なのか?」という点です。
看護は、患者さんが居て初めて成り立つものですので
看護の中心に居るのはいつも患者さんでなければなりません。
看護観についてのレポートを書かれる際には、その事を踏まえて書き出すと
スムースに文章がまとまると思います。
リンク先は、私が実際に書いた看護観に関するレポ―トです。(A評価を頂きました。)
こちらのレポートでは、主に私が看護師を志すきっかけになった出来事について深く触れています。
なかなか貴重な体験をしましたので、いずれエッセイでも連載しようと思っています。
看護観について考える際のオススメ書籍
私たちの看護観
患者さんを理解するためにどのような事が必要か?という所に重きを置いています。
学生たちの卒業論文をまとめた書籍ですので
レポートを書く参考にするのにはもってこいだと思います。
続・私たちの看護観―臨床看護研究を通して
こちらの本は、臨床看護研究の実践的な側面に焦点を当て、4つの病院での院内研究の成果をまとめたものです。
様々な看護師の看護観について分かりますので、
「看護観についてのレポートを書く」なら、上記で紹介している『私たちの看護観』のほうが参考になりそうでしたが
「自身の看護観を確立する」という目的の上では、
個人的には上記よりもこちらの書籍が参考になりました。
『看護観』についてのまとめ
『看護観』についてのレポートを書く際には、内容に次のような事を盛り込むと良いです。
*看護師を志す理由
*どんな看護師でありたいか
*憧れの看護師像
*自身が実践したいと思っている看護
*患者さんの利益のために実践できる看護
*患者さんのためにどんな関わりをしたいか
*印象に残っている看護の場面について自身が考えた事
*患者さんとの関わりの中で大切にしている思いや考え
いかがでしょうか。
冒頭で触れたように『看護観』については「こういうものだ!」という正解がありません。
10人居れば10通りの看護観があるんです。
これから看護師を志す皆さんには
是非、ご自身の『看護観』はどういったものなのかを考えて頂きたいと思います。